ダメ睡眠の弊害 

1．太りやすくなる

睡眠時間が足りないと「レプチン」という
食欲抑制ホルモンが抑えられ、
「グレリン」という 食欲亢進ホルモンが分泌されます。
残業中や深夜に眠れずにいるとき、無性に何かを食べたくなってしまうのはこれが原因。 脳は眠気によって覚醒レベルが低下すると、 実際には空腹でもないのにエネルギー不足だと 判断してしまうんです。
その感覚に騙されて食べてしまうと、消費されず脂肪として蓄積されます。

2．成長ホルモン

成長ホルモンには、細胞の修復や再生、
脂肪の分解、筋肉や皮膚の成長促進、骨量を保つ、免疫機能を保つなど、
実に多様な働きがあり、私たちの健康や見た目に深く関わっています。
この成長ホルモンが分泌されるのが、
最初のノンレム睡眠（深い眠り）のとき。
睡眠の質が低下していると、
細胞の修復がうまくできずに 肌や髪が老化したり、
免疫機能が落ちて風邪をひきやすく なってしまうのです。

3．メンタルへの影響 

 精神面に影響を及ぼすのはレム睡眠（浅い眠り）です。
レム睡眠時、脳波は活発に活動していて、 このとき夢を見ながら感情を消化したり、 記憶を整理しているといわれています。
レム睡眠は眠りの後半に多く現れるため、
睡眠時間が確保されていないと、
イライラや不安感が増したり、
神経症やうつ症状を招きやすくなります。

入眠ルーティン３ステップ

2．１～２時間前に入浴する

入浴で体温を一度あげることで、
その後自然と体温が下がっていき、入眠しやすくなります。
熱すぎると体温を上げすぎたり交感神経を刺激するので、
ぬるめのお湯（37～38度）に20分ほど浸かりましょう。
湯船に浸かることができない場合は、
熱めのシャワーを足首にあてることで体温をあげることができます。

3．１時間前までにスマホから離れる

私たちの体内時計は光情報が入れば「昼」と理解して リズムを遅らせます。外が暗くなったら液晶は見ないことが理想ですが、
現代社会では現実的ではありません。
せめて就寝１時間前までに、スマホやPCは終わり に
しましょう。照明を暖色にするのもおすすめです。

ぜひ実践して「爽快な目覚め」を体感してみてください。目覚めが変わればきっと一日も変わりますよ。