最近、跳んでいますか？
子どもの頃は縄跳びやトランポリンなどでよく
ジャンプをしていたと思います。
しかし、
大人になるとその機会は少なくなりますよね。
でも実は『跳ぶ』運動は、
身体にとって
とても重要なのです。
今回は『跳ぶ』『ジャンプ』についてのお話です。

運動習慣が大切なのは理解しているが、
ウォーキングをするにしても外は寒いし、
雨の日は
危ないし。かとってジムに通うのは面倒だし、
お金がかかるし……、
というあなたには、
「エア縄跳び」がオススメです。エアなので縄は
使わず、家の中で
テレビや音楽を楽しみながら
行うことできます。お金も一切かかりません。

「エア縄跳び」をただ跳ぶだけ、
と侮ってはいけません。簡単な運動ですが、
見た目よりも
ハードで、水中エアロビクスや
ダンスよりも運動強度が高いのです。継続することで
身体の
ポジティブな変化を実感することでしょう。

■ 骨の強化、下半身の安定
着地の衝撃が骨への刺激となり、骨が鍛えられます。
実際に継続することで骨密度に
改善が見られたという
研究結果もあります。また、ジャンプする度に
三半規管も刺激される
ことにより、バランス感覚が
鍛えられます。めまい、ふらつきの予防・改善にも
つながります。

■ 血流改善効果、むくみ防止
ふくらはぎには、足に溜まった血液を心臓まで
押し戻す役割があり、「第二の心臓」とも
呼ばれています。ジャンプはこのふくらはぎを
鍛えるのに最適な運動です。
ポンプ作用が回復し、
全身の毛細血管まで血液を送り込むことで、
むくみの解消、脚が
スッキリする効果も
感じられることでしょう。

■ リフレッシュ効果、ストレス解消
ウォーキングや踏み台昇降運動など、一定のリズムで
筋肉の緊張と弛緩を繰り返す
リズム運動は
「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの分泌を
活性化させると言われています。
エア縄跳びも同様です。また、エア縄跳びに
集中している時間は嫌なことや余計なことを
考えなくなり、メンタルヘルスの面でも大きな
メリットがあります。

■ ダイエット、体力UP
消費カロリーは、10分間でおよそ70〜100kcalと
言われ、30分で、230～300kcalのカロリーを
消費する計算です。軽めのジョギングを30分した
場合と同じくらいと考えてください。
また、ジャンプによって大きな筋肉がある下半身が
鍛えられ、痩せやすい体をつくります。
さらに
上下運動が腸を刺激することで便通改善の効果も
報告されています。

ただ飛び跳ねるだけでなく、リズムが大切です。
腕も回し、実際に縄跳びを飛んでいるように
運動しましょう。両手にペットボトルなどを持って
行うとさらに効果的です。

＜事前準備＞
●ひざの屈伸運動や手首足首回しなど準備運動を行う。
●マットや座布団を敷き、騒音対策をする。
●女性の方はホールド力の高いスポーツブラなどを
着用（胸が垂れる原因となる
『クーパー靭帯』が
伸びるのを予防）して行う。

身体が慣れてくるまで無理は禁物です。
負担が大きいと感じる方は、つま先を
地に
つけたままかかとを上げ下げするところから
始めてください。
強度と効果は落ちますが、
「跳ぶ」に近い効果があると言われています。

＜スタート＞
■跳ぶリズムは1秒1回、1分間に60回を目安に
■1分間＋休憩30秒×3～5セット
■まずは週1から

＜ゴール＞
■跳ぶリズムは1秒1.5回、１分間に100回以上
■3分間、休憩1分間 5～7セット
■週2、3を目標に！

ウォーキングや筋トレと同じで、エア縄跳びも
習慣化が大切です。
自宅でできる強みを生かし、
好きな音楽をBGMにしたり、いい香りのアロマを
使ったりしながら、リラックスして楽しみましょう！