現代人は同じ態勢でのデスクワークや運動不足から、お尻の筋肉が弱っている人が増えています。
近年の欧米ではDead Butt Syndrome（デッド・バット・シンドローム） という
言葉とともに、盛んにお尻のトレーニングが推奨されています。
デッドバット（直訳すると死んだお尻）症候群とは、わかりやすくいうと、
お尻が収縮する筋力が弱り、元気がない状態を言い、
それに伴うおもな症状としては、ヒザ痛や腰痛などがあります。

お尻の筋肉は、約600ある人間の筋肉の中で一番大きく、かつ一番大きい関節である
股関節とつながっています。座る・立つ・歩く・走る・飛ぶ、ひねるなど、
基本的動作にはお尻の筋肉の活動が必要不可欠です。ゆえに人にとってエンジンのようなもので、
お尻の筋肉が衰えると、体のバランスが崩れ、いろいろなところに負担がかかってしまうのです。

お尻の筋肉は大殿筋と中殿筋、
小殿筋の３つで構成されています。

大殿筋（だいでんきん）

中殿筋（ちゅうでんきん）

小殿筋（しょうでんきん）

●デッドバット症候群の予防

●ヒップアップ＆ボディメイク
お尻は皮下脂肪がつきやすく、垂れやすい部位。
意識的に鍛えて
ヒップアップを目指せば、
脚長効果が期待できます。さらには骨盤に
付着している為、
姿勢改善やウエストの
引き締め効果も得ることができます。

●基礎代謝の向上し、痩せやすい体に
身体の中で一番大きな筋肉はお尻です。
大きな筋肉ほど代謝量が大きいため、殿筋を
鍛えることで痩せやすい体になります

筋トレというと、上半身に目が行きがちですが、
お尻を鍛えるという効果、
メリットを考えると、
「お尻」一択です。

オススメのトレーニングは2種類

・仰向けに寝て足を肩幅くらい広げて、
かかとを床につける。
・息を吐きながら、両手・両足で床を押して
ゆっくりとお尻を持ち上げる。

・ ひざからお尻、鎖骨までが一直線になったら、
一度止める。
    ※かかとは地面につけたまま。腰を
反らせないように注意する。
・息を吸いながらゆっくりと
元の姿勢へ戻る。
    ※お尻は床につけずギリギリのところをキープ

①②の動作を1回として、15回×3セットを目安に繰り返えす。