誰しも一度は悩まされたであろう「肩こり」。
身近な肩こりですが、日常生活や仕事に与える影響がとても大きいです。
慢性的な肩こりや腰痛があると集中力が低下し、同僚とのコミュニケーションが粗雑になり作業パフォーマンスが低下することが研究から分かっています。
パフォーマンスへの影響は睡眠不足や腰痛の影響を上回り、なんと肩こりが1位。
肩こりは仕事をする上で「実はヤバい」存在なのです。
肩こりのリスク要因はテレワーク環境にもあります。チェックリストであなたの生活にリスクが潜んでいないか確認しましょう。
【チェックリスト】
①肩こりの時にはストレッチをする
②パソコンのディスプレイは目線より上に位置している
③ディスプレイは左右2画面用意して作業をしている
④エアコンを低めに設定して作業効率を高めている
全て出来ているあなたは正解!では『ありません』
実は全てがあなたにとって“間違った対策”になっている可能性があります。
“いかり型の肩こり”は固まった筋肉のストレッチが大切です。
加えて、首や肩回りの筋肉を動かすことで筋肉がポンプの働きをして血流を促進し、疲労物質を押し流してリフレッシュすることができます。
一方、“なで型の肩こり”は筋肉が伸びた状態。
同時に筋肉内の血管も伸ばされ血流が悪くなることがあります。
対策は筋肉を動かすことで血流を促すこと、また筋力を向上させることで肩の位置を引き上げ、負担の少ない姿勢に近づけます。
また、肩こりに対してマッサージや肩たたきをする場合、“イタ気持ちいい”程度までにとどめましょう。
痛みを伴う強い刺激は気持ち良く感じることがありますが、筋肉組織を損傷させ、痛みやコリ(もみ返しのような状態)に繋がることがあります。
ディスプレイが目線より上に位置すると見上げるように目を開き、過度に頭を持ち上げるため、疲れ目や肩こりの要因になります。
理想はディスプレイ上端が目線よりやや下に、視距離は40㎝以上確保しましょう²。
ディスプレイが身体の正面にない場合、正面にある時と比較して約3倍肩こりになりやすくなると報告されています。
長時間の左右非対称姿勢が身体の負担になるため、可能な限りディスプレイは正面に設置することで肩こりを軽減することができます。
「集中力のために!」と部屋の冷やしすぎには要注意です。
寒いと感じている人はそうでない人と比べて、より強い肩こりを感じていたという報告があります。
また自宅での作業はオフィスよりスペースが狭いため、二酸化炭素濃度が上昇しやすく、注意力や意思決定力の低下により作業パフォーマンスが悪化するという報告があります。テレワークでは空調管理も重要です。
皆様の作業環境はいかがでしたでしょうか。
ほんのチョットしたことが肩こりを引き起こし、気づかぬうちにカラダに負担をかけているかもしれません。
テレワークは自由度の高さが魅力ですが、作業環境は個人に委ねられています。
実際には「忙しくてカラダをケアする時間がない」、「自分に合った対策が分からない」という方が大多数かと思います。
健保では、そんな忙しいテレワーカーの肩こり、腰痛をサポートするプログラム『ポケットセラピスト』を提供しています。
ポケットセラピストは、京都大学大学院医学研究科で開発された肩こり・腰痛タイプ判定アルゴリズムをもとに、肩こり・腰痛タイプ(肩こりは全10タイプ、腰痛は全7タイプに分類)に応じた最適なエクササイズプログラムが日々提供されるWEBサービスです。
さらに、肩こり・腰痛はもちろん、テレワーク環境の設定方法や目の疲れ・頭痛など、日々感じているお悩みは掲示板機能を利用することで、いつでもどこでも医療専門職にテキスト相談をすることが可能です。
作業環境の調整相談
ノートPCはディスプレイ位置が低く文字が小さいため覗き込み姿勢になる
→ディスプレイスタンドを活用してみましょう!
今まで当健保でポケットセラピストを利用した方の約半数の方が、肩こりの痛みが改善しています。
「忙しくて対策できない」「これまで対策が上手くいかなかった」という方にこそ活用いただきたいサービスです。
次回第3期「ポケットセラピスト」は、12月1日からスタートします。
2つのコースをご用意しています。
コース内容を確認いただき、どちらかを選択の上、申込みください。
重複の申込みは無効となりますのでご注意ください。
Aコース
施術を受けたいくらい症状に困っているが受診する時間がない方へ。
あなたの痛みのタイプを判定。担当セラピストが症状に合わせた対応方法をレコメンド。
チャットを中心にサポートします。